クリスマスストーリー
2012年12月5日12:32

こんにちは! 企画の望月です。
月に一度の勉強会で講師の先生が知り合いからもらったメールを紹介してくれたのですが、
とても素敵な内容でしたのでご紹介しますね。

その方は6歳の双子の息子さんがいるそうなのですが、その子達が4歳のクリスマスイブのことです。
彼らが寝静まった時に、おもちゃを置き、朝に目を覚まして「わ、サンタが来た」と、例年と同じ光景が起きることを期待していました。ところが、弟のおもちゃのヒーローの戦隊ものは良かったのですが、兄に買った子供用のコンピューターがいくら電源を入れても動かない!壊れていたそうです。買ったおもちゃ屋さんに奥さんが電話したんですが、担当者は「あー故障ですか。それは申し訳ないねー。メーカーの責任なので、メーカーに電話してください。」

それで「んんー」と思いながらメーカーに電話をしてみたのですが…結局夕方まで何度も電話したのだが繋がらない。弟が遊ぶ姿を見て、兄は泣き出し、奥さんが我慢しなさいと叱りつける一幕もあったそうです。しびれを切らしもう一度おもちゃ屋さんに電話をしましたが同じ対応をされました。

そこで、ご主人様が腹が立つのをこらえながら、電話にかわりました。「もう修理は結構です。もういいんです。ひとつだけ伝えたいことがあります。」「はぁ?」相手の方は警戒心を強めました。「僕がそちらの店で買ったもの、それは何だかわかりますか?僕が買ったものは、本当はいるはずのないサンタクロースが、おもちゃがあるあることで「あーサンタって本当にいるんだ」そう思って、こころ踊らされて、遊ぶ。僕がそちらの店で買ったものはおもちゃじゃないんです、夢と子供たちの感動を買ったんです。だからイブにおもちゃで遊ぶということがどれほど大切か理解していただきたいと思うんです。」
そして電話を切ろうとした瞬間。その人が言いました。「お客様、お時間をいただけますか。お客様の商品は人気商品のため在庫がないのですが、支店を探せば一つぐらいあるかもしれません。あれば今日中にお届けしますので時間をください!」

その晩9時になっても来る気配はありませんでした。諦めかけたその時「ピンポン」がなり、僕は子供たちを呼びながら、小さくガッツポーズをして玄関へ向かいました。ドアを開けると、その方がコンピューターを抱えながら立っていました。なんと!サンタクロースの格好をして。子供たちはピョンピョン跳ね周り「サンター!サンタだ」と喜びました。「ありがとうございました。子供たちの夢をつないでくれました」
その人が言いました。「私たちが売っているものは夢と感動なんです。忙しさにかまけ大切なものを忘れていました。ありがとうございました。」その方は泣いていたそうです。

仕事の目的をおしえてくれた素敵なクリスマスプレゼントでした。

 

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