「ラピュールはじめて物語」第6話
2013年4月25日16:10

「ダイエットもフェイシャルもブライダルエステも大人気♪
静岡市|富士市|長泉町|沼津市|三島市 のエステサロン☆ラピュールサカエ」

シリーズ「ラピュールはじめて物語」第6回
おかげさまでこのシリーズも、6回目です。
これからも応援をよろしくお願いします。

会社は美顔器「ベセムSDX」を本格的に販売し、注文も順調に増えていきました。サロンもオープンし、補正下着の販売も軌道に乗り、いよいよ忙しく…バタバタした毎日が続いておりました。そんな中、会社は「株式会社」へ代わり、さらに成長して行きます。今回は、その株式会社に変わるきっかけとなったお話をさせて頂きます。

ある日、営業スタッフである女性の美容部員から、私のもとへ一本の電話がかかってきました。彼女のお客様に美容器を購入してもらう際に、「ある理由で契約がキャンセルとなった」という事でした。そのキャンセルのワケは…「有限会社は信用できない」との事でした。
確かに、当社ラピュールサカエの登記は有限会社です。株式会社でない事がお客様の気に障ったのらしいのです。それも、契約書に最後にサインを頂く場面で、お客様が書類を見て気がついたそうです。特に隠すつもりもありませんでしたし、有限会社である事で問題があるとは、私もスタッフも思ってもみなかったので、正直ちょっと驚きました。

契約がそんな事でキャンセルになったので、スタッフは落ち込みました。「悔しい、サカエはいい会社なのに有限会社っていうだけでこんなふうに言われるのは…本当に悔しい。」と電話口で大泣きに泣いているのです。その当時は、有限会社は300万円で設立、株式会社は1千万円で設立ができる会社法でした。有限会社から株式会社に名前を変える為には、経常利益が差額の700万円ないとできない時代でした。今は1円から株式登録できる時代です。今から考えるとナンセンスなルールでした。でも、「お客様が安心して、美顔器を購入して頂けること」は確かに大切です。スタッフが「有限会社だってバカにされた」と泣いて帰ってくるもの良くありません。

その日をきっかけに、考えを変える事にしました。株式会社の登記を目指し、必死で数字を作ったのです。そして、それから1年、設立からたった2年半で、念願の「株式会社」としてスタートを切る事が出来ました。「なんと単純な人」って皆様も思いますよね。自分でもそう思います。しかし世の中、無駄な事はないですよね。ちょっとした動機ではありましたが、実際のところ、振り返るとこの時、株式会社にしておいて本当に良かったです。なぜかというと会社はいつも利益が出るとは限らないからです。売上は上がっても支出が多ければ利益は出ませんし、帳簿上は利益があっても現金がショートしている場合もあります。

そんな訳で、会社はなんとか「株式会社」になり、スタッフとも一緒に喜び、会社は次第に成長をはじめます。そして…もと「フツーの主婦」の私が、会社という魔物に、本当の意味で、苦労するのはこれからなのでした。

(望月信子)           続きを読む

  

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